ウキアシタタズ

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ひなあられと個性

みなさんはひなあられを喰ったことがあるでしょうか。多分わざわざ「喰う」と書いているのでまた面倒な意味合いで書いていると想像したあなたは、失礼で、加えて正しいと言えるのでアール。(脈絡のないキャラ付け)

 

ひなあられというのは、
雛霰(ひなあられ)とは、桃の節句(3月3日)である雛祭りに供えられる節句菓子であり、和菓子(あられ)の一種。
菓子に付けられる白色は雪、緑色は木々の芽、桃色は生命を表している。

 

らしい。地域によって形なり味に差があるみたいだが、私は関東に住んでいるので、

 

うるち米の乾飯(炊くか蒸した後に十分乾燥させたもの)や豆を炒ったものに砂糖がけして甘味を付けている。桃色・緑色などの色を付ける場合、あられに着色するか、色付きの砂糖をあられにかける。

 

…ものを前提とする。

こういうどうでもいい説明はウィキペディアに任せるのが一番だ。

そして、今のひな祭りとは女の子のためにあるもので、私のような成人男性のためにあるものではない。女でもなければ、「子」がつくような年齢でもない。

そんなひな祭りとはかけ離れた状況の人間に、ひなあられを食べる資格はあるだろうか。恐らくない。そして、ひなあられを貪るように食べる、すなわち「喰う」ことを行った人間はいるか、恐らく女の子にはない。

つまり何がいいたいのか、私は世界的に見ても稀有な存在なのではないか、そういう主張だ。

だからなんだよ。という話ではあるのだが、
自分が珍しいことをしたら人に自慢したくなるのは人の性であろう?

私は世にも珍しい、ひなあられを食欲のままに貪り、本来の行事の在り方に反旗を翻し、ひなあられのニーズに逆らった、男なのだ。

私はとりあえず、唯一無二になりたいのだ。
そして、こんな下らないことでしか、個性をを見せつけることを出来ないことも知った。

そんなことをひなあられは教えてくれた。
そんなに美味しくもないくせに。
(おわり)