ウキアシタタズ

頑張れたことを頑張って書きます

男子校と臭い

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はじめに

私は男子校出身だ。それも半端なものではなく、中高一貫で男にまみれて生きてきた。右を見れば男、左を見ても男、女性という存在は肝の座った先生しかいなかった。

そのことを話すと、えーっ!という反応が来る。この「えーっ!」は純粋な驚きではなく、「えーっ!(臭そう)」なのを私は知っているから、女性の諸君は隠さなくていいよ。

そんな臭そうな生活を送った私だが、悪かったかと言われると、実はそうでもなかった。

むしろ今、その「臭い」が恋しくなっている。大学生になって、多くの人と出会い、話すようになると、当然ながら他の男子校出身の人間は出てくる。そこで気づいたのは、「楽しい男子校」とそうでない男子校があるらしい、ということだった。振り返ってみると、臭くて華のない私の男子校生活は、もれなく前者なのだと知った。

そんなことを思っていたのに、男子校という話題に触れていなかった。だから書いてみようと思う。

男子校あるある① ゲイだと思われる

男子校出身者だから、という非常に安易な思い込みをされることがかなり多い。閉ざされた空間、共にした時間、異性のいない環境、何も起こらないはずはなく…。

 


何も起こりません。(憤怒)

 


別に同性に恋心募らせようが、至極どうでもいい話だが、そんなことが日常茶飯事みたいな訳ない。何を反論しても「で、実は?」みたいな反応をするのはやめて欲しい。

もっと言えば「いやでもふらすこ君、ゲイ顔じゃん?」というのも即刻やめて頂きたい。もう男子校かどうかじゃなく、私の顔のせいじゃないか。

実際問題どうかというと、そういう人もいたんじゃないですか。という程度である。

例えば共学だったとしても、少数として存在はしたはず。例えばそれが全校生徒の1%だとして、男子校は、当然男子しかいないから(母数が多いから)数としては増えるが、内訳でいえば同じように1%なのである。多分。


男子校あるある② 女子高とくっつきがち

これは私の知ってる限りではYESだ。傷の舐め合いというか、同じ枠組みの監獄に入れられているからなのか、組み合わせとして、よくあるものだった。今となっては懐かしツール、あるいは黒歴史保存サイトとなってしまったmixiでよく馴れ合っていた。

所詮高校生なので2秒で別れたり、会った訳でもないのに肩書きだけカップル、というのも見え隠れしていたが、それでも男子校で「彼女がいる」というステータスはRPGで言えば「1ターン2回行動」くらい最強だった。

残念ながら、私は1ターン1回行動だったが。

キラーマシンじゃあるまいし。

 

男子校あるある③  なんか変

これは卒業してしばらくして気づいたことだが、「普通の人」という枠組みに収まらない人が多い。体感だけどね。

本来、思春期というのは周囲の目線を気にする(特に異性)ものだと思っている。誰が好きだとか、嫌いだとか、忙しいのが正常な思春期な訳だが、男子校にはそれが欠如している。普通に考えればドン引き必至の行動も、男基準で笑われて許される。

ドン引きされる、までとは行かずとも、割と「普通と違う」行動をしていても誰も気にしないし、止めないから、諸感覚がバグってるんだと私は思うし、多分自分もそのうちの1人だと思っている。

まとめると、「面白い」と「変態」の間にいる人が多い。


男子校あるある④  どう足掻いても臭い

冒頭でも触れたが、臭い。臭いシチュエーションが多いのが悪い。1限目で昼食を済ますハングリー精神溢れる彼らのせいで、永遠に食事の臭いが漂っている。

あるいは、体育の後になると、臭い。仕方ないのだが、体育着を持ち帰るのが面倒だからと、教室の窓で乾かすのは仕方なくない。先生が可哀想だろ。

加えていうと、高校生になって見せる相手も居ないくせに変に色気づいて、シーブリーズとかエイトフォーとか使いまくるのが、良くなかった。むせ返るほど甘い臭いが教室に充満した。あと食べ物こぼした時に床に撒くのやめような。


おわりに

もっと沢山あるのだが、こちらは男子校特有の現象というよりも、我が母校特有の、という面が強かったので記載することは避ける。

この記事を読んでも、恐らく良い印象は与えられてないだろう。それでも私はあの臭いを死ぬまで覚えてるだろうし、最高だったと断言し続ける。おお我が母校〜


(おわり)