ウキアシタタズ

頑張れたことを頑張って書きます

チェーン!チェーン!チェーン!

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深夜2時、夜行バス。 - ウキアシタタズ

を経て、私は今福井の小浜というところにいる訳だが、中々いい雰囲気が漂っている。観光地ってこともあるし、海も近くて二週間の免許合宿も楽しく過ごせそうだ。

 

しかし、見知らぬ土地、人、店…と不安になる要素が付きまとうのが旅だ。(これ旅じゃないけど)特に飲食店周りなんかは、当たり外れもありそうで、食べログで石橋叩きながら散策をするというのも、私に限らず、今当たり前の風景になっている。

また、「せっかく旅先なんだから、ここにしかないもの食べようYA!」という論調もあり、チェーン店などはその理論の対極にいる訳だが、私はあえて言いたい。

 


チェーン店を甘く見てはいけない。

(某保険のCM風)

 


まぁ言いたいことは分かる。美味いもん食っとけと。だがなぁ、毎日A5和牛じゃあ飽きちまうだろう?(乱雑な例え)

 

チェーン店というのは、いつどこで食べようと変わらない味である。「変わらない味」という要素を持つもの…それはおふくろの味である。


めちゃくちゃなことを言っていると自分でも思うが、言いたいことはつまり「安心感」がチェーン店にはある、そういうことだ。そういうこと。


人の感覚とは不思議なもので、過去に似たような匂いや景色を見ると、今と重ねたり、リフレインすることがままある。それは過去への「立ち帰り」だと私は思っている。


味覚もまた、例外ではない。チェーン店でも「立ち帰る」感覚があるのなら、旅先という不安の渦中でもある意味で寄る辺になりうるのではないか。


「あぁ!これこれ!この味だよ!」とチェーン店で言うのは余りにも馬鹿馬鹿しい台詞だが、そう思いつつも、無意識に私たちは「立ち帰る」安心感を探しているのかもしれない。故意か否か、チェーン店は全国で増殖しながら、そのニーズに応えていく。


そんなことを、コメダ珈琲でたっぷりブレンドコーヒーを飲みながら思うのであった。ウメェなこれ!(悟空)

(おわり)